家に帰ると、友人からの葉書が郵便ポストに入っていた。文を読まなくても、字を見ただけでうれしくなってしまう。はがきってこんなに素晴らしいものだったのかと感心する。
ほとんど今は葉書など届かない。メールやラインなどで済ませるのが圧倒的に多いのではなかろうか。私もメールでやりとりすることはままある。しかし、今回の出来事で葉書の温かみやうれしさを思い出すことができた。
早速返信を書いて、コンビニで62円切手を買い——今日から通常はがきは62円に値上がりした。しかし携帯料金のわずか100分の1程度である——、帰宅してそれを右上隅に貼り（横長なのだ）、ポストに投函した。こんなに楽しいことが身近な所にあったのか。思わず驚いてしまう。
懐古趣味と言ってもいいが、やってみるとなかなかそれは素晴らしいものである。
