きまぐれ

いろいろ書きます

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

白い部屋

白く、上が吹き抜けている部屋があった。四角い。世間から隔絶されていた。 人々とのつながりがどうしても意識的にあるいは無意識的に意識されてしまう世界では、こういった空間の重要性が逆説的に強まるのではないかと感じた。

日々生きる

とりあえず毎日毎日生きている。これといったいいこともなく、ただぼんやりと、もやもや生きている。おそらくほとんどの人がそうなのではないかと思うが、私もそうである。何となく、流しながら生きている。 おそらく平時における人生というのはそういうもの…

生産

生産=give、消費=takeである。 生産とは、他人に何かを与えることである。それは物かもしれないし、幸せな気持かもしれない。なんでもいいのだ。 他人に何かを与えること、それが生産であり、おそらく私たちのすべきことの一つである。

山を見る

山は遠くにある。それを超えると街が変わり、また山がある。おそらくその繰り返しなのだと思う。 しかし、自分が見据えるべき山を設定するのはなかなか難しい。私はどの山に登るか。それは私が決めなければならない。 選択というものを極力避けてきた私にと…

何を求める?

私は何を求めているのか。そう問いかけてみた。 返ってきた答えは、私は何も求めていないということだった。

安定

人々は普通、何も起こらないことを望んでいる。これは自然なことだ。何も起こらないことは素晴らしい。無変化というのは、私達が基本的に望んでいるものだ。それを人々は安定と呼んだりする。 しかし実際には、物事はゆっくりと変化している。変わらないもの…

睡眠

睡眠はだいたい甘美なものだ。大したことではないが、眠ることは私にとってすごく大事なものである。 疲れると、眠くなる。この当たり前のことはなかなか素晴らしいのではないか。別に理由はないが、何となく素晴らしい気がする。なぜなら私は眠ることが好き…

日々

毎日、悲しいことが起きている。どうしてこんなに悲しいことが起きるのだろう。どうして生きるのはこんなに悲しいのだろう。 そんなことを考えていると、答えなどないということがわかってくる。あまりにも悲しいからだ。世の中はあまりにも悲しい。 しかし…

何もないというのは、少しだけ幸せなことなのではないかと思う。 何ごとも起こらないというのは、つまらないことである。楽しいことがない。しかしそれは裏返せば、悲惨なことがないということでもある。なんだかさみしい幸福ではあるが、幸福というのはそう…

作家

私はやはり作家にならなければならないと思う。そうしないと気が狂ってしまう気がする。たまにそんなことを思う。 雷が鳴っている。雨も降っている。人生嫌なことばかりだ。なぜか私たちはどうしても自然とペシミスティックになってしまう。悲しみに覆われて…