さかなノート

いろいろ

あと何年生きるのか

日本人男性の平均寿命は80歳くらいである。とすると、今25歳の人間はあと55年くらい生きると仮定しても、それほど見当違いではないだろう。

 

またいま、年金の受給開始年齢は65歳であるため、あと40年間働き続けることになる。あと40年である。大した時間だと言える。働き終えてからのセカンドライフは約15年間あるとして、いまは考えないでおこう。

 

残りの働き続けなければならない40年間をどう生きるか。どのように金を稼ぎ、生き延びるかというのは非常に重要な問題である。私の場合、豪邸に住みたいとか毎日高級なフランス料理が食べたいとかいう欲求はない。雨風がしのげる部屋があり、大衆料理を食べ、ある程度清潔に暮らせればよいと思っている。とすれば、超高給取りになる必要はない。並で十分である。

 

多くの人から金を取るために重要なのは、多くの人に利用されなければならないということである。なぜあるものを利用するかというと、それが生きるために必要だから(食料、電気、ガス、水道、傘、バス)、仕事をするために必要だから(目覚まし時計、ノート、ペン、カバン)、社会的に要請されているから(シャツ、スーツ、靴、散髪)、快適だから(エアコン)、格好をつけるため(服)、愉しむため(アミューズメントパーク)、連絡を取るため(携帯電話)などである。

 

これを列挙し尽くすことは、この問題を解く鍵となるかもしれない。

どのように生きて、どのように死ぬか。これは私にとって極めて重要な問題である。またこの問題に暫定的な解答を出し、それを改良していくことも私にとって極めて重要である。