さかなノート

いろいろ

ダイアローグ

私は普段一人でいる。

だから基本的にモノローグ的に考えている。

こういう人間は特定の分野である程度の深みを持った知識を得られることがあるが、えてして独善的になりやすい。

私はそうなっていないか。

引き裂かれそうになる。

 

数日前に社交的で明るい友人と会った。

優れた人物だった。

こういう人間に会うと、私の思想や精神は戸惑いを感じる。

他者と話す場面では、普段用いているモノローグ的な理性ではなく、ダイアローグ的な理性が使われる。

このとき独善的な思考は許されない。

それは私にとって高次に嬉しいことであるが、自分の小ささが悲しいが、やはりぐらつく感じがある。

 

こういった過程で私という人間が少しずつ成長していけばよいのだが、本当にそうなれているのか?

私は内的な独善性に凝り固まった卑小な人間のままなのではないか?

 

ということような、自分よりも精神的に大きな人間に会ったときの苦しさを感じた。

私は偉大な友人を持つことができた幸せな人間だと思う。

私も成長しなければならない。

 

頑張れよ、自分。