さかなノート

いろいろ

暇つぶし

暇はつぶされなければならない。

 

暇とは何か。それは、手持ちぶさたな時間である。

では、手持ちぶさたとは何か。それは、何かやる必要のない状態のことである。

 

では、このとき何をすべきか。また、何をしてはならないか。

私はすべきことはないと思う。なぜなら、すべきことがあったらそれは暇ではないから。

では、何をしてはならないか。これは、他人に迷惑をかけることである。無目的に電話でもかけたくなるときがある。しかし、かけられた方は忙しいかもしれないし、まず間違いなく迷惑なのである。この認識の非対称性——私はしたいが、相手はされたくない——ということを、十分に理解しておかなければならない。

つまり、一人で完結する何かをして過ごさねばならないということだ。

 

人間が生きるということは、いつだってなかなか厄介なことなのである。