さかなノート

いろいろ

生きる

生きるということがどういうことなのか。死ぬまでの間、私は何をするのか。これは私にとって極めて重要な問題である。

親を大事にすること。兄弟を大事にすること。友人を大事にすること。これが大切である。この人達を大事にすることは、私が生きる上で重要である。

私は生きていかなければならない。生きていくためには、金も必要だし、信頼されることも必要だし、尊敬されることも必要だし、名誉も必要だと思う。こういったことを下に見ることはレトリックとしては可能だが、実際にはできない。バカにはできないものなのである。

生きるとはどういうことか。――私はこの疑問をだいぶ昔から持っているようである。答えは未だ見つかっていないし、近未来に出るとも思っていない。私にとってそれは、私という人間にとっての全てであり、唯一の問題であるように思う。その問題は私が死ぬまで私につきまとうだろう。

私が生きるとは、つまりそういうことであって、何が正解か分かっているわけではない。その都度考えて行動と発言をしなければならないのである。その意味で、この問いは私にずっとつきまとい続ける。一瞬たりとも、私を離してくれることはない。

私に向いているものは何なのか? やはり音楽だろうか。しかしそこまで没頭できるだろうか。完全に私はそこに入り込むことができない気がする。どうしても、どこか私には自分自身を客観視しようとするクセがある――本当にできているかどうかは分からないが。しかしそれは生きていく上で極めて重要なことでもあり、それがなければ愚かな人間――裸の王様――になってしまう。私はそうならないよう、常に注意していなければならない。等身大の自分であるために。そしてその自分が本当の意味で大きくなれるよう、努力しなければならない。