学生時代に聞いていた曲が救いになることはあると思う。
私の場合、自分がやっていたバンドの曲がそうである。
もちろん自分が演奏しているので、特に上手いわけではないが、何というか、カタルシスがあるのである。
少し気持が楽になるというか。
働くようになって趣味がなくなってしまった。
ただ、また音楽がやりたいかというと、必ずしもそうではないように思う。
あの時のあの4人には、もう戻れないのである。
大学時代は、私の学生時代の中で最も楽しかった時代である。
そこには自由があったからだ。
高校までの訳の分からない拘束から逃れられたのが一番大きかった。
そして素晴らしい作曲者のいるバンドで演奏ができたのは、運が良かったとしか言いようがない。
私の人生の財産だと言えると思う。