さかなノート

いろいろ

レヴィ=ストロース

悲しき熱帯を読んでいる。構造主義の本ということで難しそうな印象を与えているが、実際には随筆に近く、読みやすい。

これを読んでいてふと思ったのは、構造主義というのは、西洋が上、他は下、というのではなく、それぞれの地域の文化を、自分が感じたありのままに味わう(描写する)ということなのだろうか。といっても、「自分が感じたありのまま」という状態が、おそらく西洋の優越を一度否定するという西洋の一思想に基づいているのだろうが。

なかなかゆっくり読んでいくのに適した本だと思う。